LG Z3シリーズってどう?(OLED88Z3PJA)
有機ELパネルでトップシェアを誇るLG社ですが、2023年フラッグシップモデルZ3シリーズ【OLED88Z3PJA】が発売されました。
Z系列のシリーズは主にフラッグシップモデル・技術の披露という意味合いが大きいモデルで、その意味合い通り、強力な商品となっています。
注目すべき点は、LG社最高性能の映像処理エンジンと美しい8K解像度有機ELパネルを搭載している点です。
画面サイズは、88インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2023年6月 |
パネル | 有機EL |
バックライト方式 | ー |
解像度 | 8K(7680×4320) |
対応HDR | Dolby Vision / HDR10 / HLG |
8K BSチューナー | 1 |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | ー |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 1029W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ー |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ー |
Lemino(旧dTV)※初回初月無料 | ー |
FODプレミアム | ー |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ー |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
Z3シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
Z3シリーズは、8K 1系統 、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで8K及び4K放送を視聴・録画することが可能です。
8Kチューナー搭載ですから、8K解像度パネルの力を存分に発揮することができるようになっています。
Z3シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
Z3シリーズには、LGの最高峰映像処理エンジン「α9 AI Processor 8K Gen6」が搭載されており、膨大なデータを学習した頭脳が、最も最適な画質設定を行い、最大限有機ELパネルの力が発揮できるよう調整されています。
また、その機能は音声にも施されており、場面に応じたサウンド設定を行います。
その他には、輝度を最大限良い設定にするために「Brightness Booster Max」が搭載されており、ピクセル自発光制御と共に輝度を改善します。
それらをトータルでデザインした画質機能は、臨場感のある映像を体験できるでしょう。
【サウンド】
サウンドシステムは、合計出力80Wのフルレンジスピーカーが搭載されています。
フラッグシップという事で、高出力のスピーカーが搭載されてます。
本体を薄型化している割には高出力で、LGの技術力がここでも伺える装備となっています。
しかし、フロントスピーカー設計ではない為、音が視聴者の方に向けて飛んでくるわけではないので、フロントスピーカーデザインのシステムと比べると、やや明瞭感が足りないかもしれません。
ただ、こだわる方以外はそこまで気にすることではないポイントですね。
その場合は、別途外付けサウンドバーを追加することで、格段に音質が向上するので、是非導入してみると良いでしょう。
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【デザイン】
LGはデザイン性が高いのも一つのポイントで、本モデルはテレビ台もデザインの一つとして設計されています。
テレビ台は長方形で中はくり抜かれており、そこからテレビが生えているかのようなデザインとなっています。
テレビ本体も狭ベゼルで没入感も高く仕上げられており、テレビ台も含めて非常にスタイリッシュに作られています。
もちろん壁掛けも可能となっており、その際はさらに薄型パネルが威力を発揮し、壁と一体化しているかのような存在感になります。
【その他】
VODに関しては、海外製品という事もあって、そこまで対応状況が良くありません。
幅広いサービスを利用したい場合は、別途VODサービス対応のデバイスを利用するなどの対策が必要です。
ゲーミング対応機能としては、VRRやALLM、4Kの120HZ入力対応など、ディスプレイとしての用途でも十分に使える性能です。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で88インチ:3,564,000円となっています。
かなりド級な価格設定ですが、こういったスーパーハイスペックで最新技術の見本のような製品は、高額になるのも仕方がなく、価格を考えて購入するような製品ではありませんね。
Z3シリーズは買いか?
有機ELのトップシェアを誇るLG社が投入するフラッグシップモデルで、8Kも視聴可能な有機ELパネルとなると、今現在では他のメーカーを見ても最強クラスの一台だと思います。
搭載される映像処理エンジンや使われている技術を見ても、非常に完成度が高く、8K解像度のパネルを使うことで、リアリティが半端なく、見入ってしまうほどの性能を持ち合わせています。
また、トータルでのデザイン性も高く、こだわりのリビングに設置しても全く質を落とすことがありません。
壁掛けが可能であれば、さらに部屋との一体感が増しますね。
各種高画質化機能の一つ一つが非常に完成度が高いので、買って損はないですが、その分価格が超ド級で、通常の一般人には手を出しにくい存在となっていますね。
購入することができれば非常に良い一台ですが、現実的な一般目線で見ると購入候補には入らないでしょう。
最終的にはZ3シリーズは「買いではない」と言えます。
理由としては価格面だけなので、価格を解決できるかたは、購入しても良いでしょう。
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