VIERA FX800シリーズ(TH-55FX800/TH-65FX800)ポイント紹介
このページではPanasonic(パナソニック)のハイエンド液晶パネルモデルであるFX800シリーズのポイントを紹介していきます。
FX800シリーズはEX850シリーズとFX780シリーズの間に登場した新シリーズとなります。
画面サイズは55インチ/65インチの2サイズラインナップです。
それでは基本スペックから見ていきましょう。
基本仕様
基本仕様 | FX800シリーズ |
---|---|
パネル | IPS |
バックライト | エリア制御付きLED |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(HDMI入力対応) |
地デジチューナー | 3 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | 〇 |
複数同時録画 | ○ |
倍速液晶(倍速機能) | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | 〇 |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 190~226W |
VOD対応状況 | |
---|---|
Netflix | 〇 |
Amazonビデオ | 〇 |
ひかりTV | 〇 |
アクトビラ | 〇 |
Hulu | 〇 |
DAZN | 〇 |
TSUTAYA TV | 〇 |
dTV | 〇 |
ひかりTV4K | 〇 |
アクトビラ4K | 〇 |
YouTube | 〇 |
基本仕様コメント
FX780シリーズ以上EX850シリーズ以下ということで登場した新シリーズですが、基本仕様的にはEX850シリーズと異なる点はさほどありません。
各放送波3チューナー搭載しているため、同時裏番組録画は2つまで可能となりますので、単体でも録画機能は充実しています。
また、IPSを採用しているため視野角が広くエリア制御付きLEDバックライトにより適切なライティングを行ってくれます。
VOD対応状況については現在サービスされている主要なサービスには対応しています。
注目機能
ヘキサクロマドライブ
ヘキサクロマドライブはPanasonicのメインストリームとなる高画質技術です。
複数の細かな高画質技術が複合した機能で、基本的な映像の処理はこの機能がほとんど行っています。
モデルによって搭載される技術が少し違い、上位モデルには「ヘキサクロマドライブプラス」が搭載されスタンダードモデルには「ヘキサクロマドライブ」が搭載されます。
今回のFX800シリーズには「ヘキサクロマドライブ」が搭載されています。
どちらもノイズ低減やディティールの処理、暗部と明部の処理等を担っています。
4Kファインリマスターエンジン
この機能は4Kよりも小さな解像度で配信されているコンテンツに対して効果を発揮します。例えば地上デジタル放送であれば通常1440×1080、BSデジタルであれば1920×1080で放送されているように現在のテレビ放送では4K解像度での放送をほぼサポートしていません。
この場合に4K解像度にアップコンバートした際に生じるノイズなどの低減処理を行ってくれます。
Wエリア制御
バックライトに採用されているLEDはエリア制御が可能な機能を備えています。
エリア制御が可能になったことで映像により細かくバックライトを制御することでより奥行きのある映像を映し出すことが出来ます。
FX800シリーズのGoodな点
- バランスの取れた基本性能
FX800シリーズの基本仕様は非常にバランスが取れています。
IPSパネル採用でエリア制御機能付きLEDバックライトを搭載しており、同時録画裏番組数も2つとスタンダードユースであれば十分な性能です。
- 狭ベゼルデザインによる浮き出るような立体感
Panasonicの新シリーズは全体的に狭ベゼルが採用されており、家に置いた際に浮き出るような映像を楽しむことが出来ます。
現在ではテレビは番組が映るだけのものではなくインテリアの一部としても認識されることが多くなっています。
その際に太ベゼルだと部屋の雰囲気を壊しかねないのでテレビのデザインも注目する点です。
FX800シリーズの「もう一つ」な点
- 基本性能はEX850シリーズとほぼ同じでスピーカーがテクニクスとの共同開発ではない
公式ページで基本仕様を見比べていただくとわかるのですが、EX850シリーズとFX800シリーズの基本スペックはほとんど変わりがありません。
しかしEX850シリーズには最大100Wのテクニクスとの共同開発したスピーカーが搭載されていますが、FX800シリーズには搭載されていません。
- これといった特徴がない
FX800シリーズはバランスの取れたモデルではありますが、それ故特に目立った点がないという弊害があります。
価格も現時点ではEX850シリーズの方がインチ当たりの価格は安いです。
総評
EX850シリーズとFX780シリーズとの間に位置するこのモデルですが、EX850シリーズからテクニクスとの共同開発したスピーカーを取り除いた印象のモデルです。
価格的にもFX800シリーズは新商品ということで価格も高い状態ですが、EX850シリーズは発表から時間がたっているためインチ当たりの価格はEX850シリーズのほうが低いです。
基本スペックはほとんど変わりがないEX850とFX800であれば現時点ではEX850シリーズを購入するほうが良いでしょう。
FX800シリーズはバランスは良いのですが他のラインナップが優秀過ぎて影が薄くなってしまっているということろでしょうか。
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