Panasonic VIERA MX900シリーズは買いか?(TH-43MX900/TH-50MX900)
PanasonicのVIERAブランドから発表されているミドルモデル4K液晶【MX900シリーズ】のポイントを紹介していきます。
フラッグシップとしてMX950シリーズが存在しており、そちらの一つ下のグレードとなります。
MX950の方には量子ドット&MiniLEDが搭載されておりますが、本モデルは従来の技術を使用したモデルとなります。
また、50インチ以下が用意されています。
画面サイズは、43/50インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 2023年6月 |
パネル | VA |
バックライト方式 | 直下型(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HDR10+ / HLG / HLGフォト / Dolby Vision |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 43インチ:140W 50インチ:170W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ○ |
Lemino(旧dTV)※初回初月無料 | ○※ |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ○ |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
※dTV対応でもLeminoに対応するかはメーカー次第となります。
MX900シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
MX900シリーズには、4K BS/CSチューナー 2系統、地デジチューナー 3系統、BS/CSチューナー 3系統が搭載されています。
チューナー数に関しては、そこまで目立ったトピックはありません。十分な構成です。
録画に関しては、従来から搭載されている「フリーワード録画」も継続搭載されています。
任意の番組名や出演者名で録画できる機能で、番組名がわかっている状態であれば、番組表をから探す必要が無い為、便利な機能です。
MX900シリーズには録画用のHDDが内蔵されておりませんので、別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では、大容量のHDDも低価格になってきております。
大は小を兼ねるということもありますので、大容量モデルを購入しても良いかもしれません。
【画質】
MX900シリーズには、VAパネル液晶と直下型LEDバックライトが使用されています。
今のトレンドである量子ドットやMiniLEDではなく、従来の技術を利用したモデルとなっています。
VAパネルと直下型LEDのコントラスト重視の組み合わせで、メリハリのある映像を演出しています。
また、バックライトは部分駆動可能で、シーンの明暗に合わせてバックライトの輝度を調整することで、より高いコントラスト比を実現しています。
その他に関しては、AIによる自動画質調整やヘキサクロマドライブによる色域補正など、一通り機能が搭載されています。
もちろん倍速対応ですから、動きの速い映像も滑らかに視聴することが可能です。
環境光センサーによる自動画質調整機能も搭載されています。
こちらは、インテリアのライティング技術も持っているPanasonicのノウハウを活かしたセッティングが施されており、ただテレビを作っているだけのメーカーよりは完成度が高いものとなっています。
【サウンド】
MX900シリーズには合計出力30Wのスピーカーシステムが採用されています。
構成としては、広い音域をカバーする「フルレンジスピーカー」×2というシンプルなシステムです。
正直そこまでパワフルではないので、「音が出ればいいかな」というレベルであればよいですが、映画や音楽番組などを見るのであれば、もう少しパワーが欲しいです。
ウーファーなどの重低音をカバーするスピーカーも無い為、低音域はそこまで期待できないでしょう。
もっと良い音質で音を楽しみたい方は、別途外付けのサウンドバーやシアターシステムの購入をお勧めします。
【最新】2023年 おすすめ外付けHDDランキング
【デザイン】
デザインは同時に発表されているMX950シリーズと同じようなコンセプトが採用されています。
MX950のページでも述べていますが、正直デザインは正直10万円以下のモデルと同じくらいの出で立ちですね。
特に高級感やデザイン性を演出するポイントは無く、ただパネルとスタンドを組み合わせただけのデザインです。
ベゼルは割と細めに仕上げられていますが、それ以外は特に注目するようなポイントはありません。
スタンドは大きなスクエアの物が中心に配置されています。
このスタンドは吸盤による転倒防止機能などが入っており、機能性のあるものとなっています。
【その他】
VOD対応状況は、かなり良好な部類で、大手のサービスにはほぼ対応しています。
Paraviに対応していない点が少し残念ですが、全体的に見れば優秀ですね。
最近ではPanasonicもゲーミング機能に力を入れ始めており、4K 120pでの入力はもちろん、VRRやALLMにも対応、ベンダー系ではAMD FreeSyncに対応します。
現在のフレームレートを表示するプロ向け機能も搭載しており、力を入れていることが伺えます。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で43インチ:157,000円・50インチ:167,000円となっています。
この辺のサイズは、どうしても大きさで価格差が付きにくくなっていることが多く、MX900も同じ状況になっていますね。
43インチと50インチが約1万円ほどの差しかありません。
MX900シリーズは買いか?
フラッグシップから1つ下のグレードとして発表されたモデルではありますが、50インチ以下のモデルしかない等ある程度割り切られたモデルではないでしょうか。
最近ではメーカーが力を入れるのが55インチ以上になりつつあるので、50インチ程度で高性能なモデルを探している方にとっては悩ましい状況でしたが、このMX900はそのニーズに応えられるのではないでしょうか。
Panasonicに限った話でいえば、ハイエンドで55インチ以上を探している場合はフラッグシップ液晶のMX950を選んでねという事なんだと思います。
従来のVA×直下型LEDバックライトではありますが、部分駆動も可能で少し前のフラッグシップに搭載されていたような機能が採用されているので、あまり不満のないモデルに仕上がっていると感じます。
VODサービスなどは最近ではプラットフォームが統一化しているので、グレード間でそこまで差もありませんので、VOD狙いでも十分ありです。
価格はサイズだけで見ると少し平均して少し高いイメージとなりますが、機能が充実しているので悪くはないです。
メインのテレビとしてもセカンドテレビとしても十分なモデルだと言えます。
総合して評価するとMX900シリーズは「買い」であると言えます。
MX900はこんな人にオススメしたい
- 50インチ以下モデルを検討
- VODサービスはよく使う
- セカンドテレビとして考えている
- ゲーム用のディスプレイとしても考えている
- デザイン性は求めていない
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