SHARP AQUOS EN1シリーズは買いか?(4T-C55EN1/4T-C60EN1/4T-C65EN1/4T-C70EN1)
SHARPのAQUOSブランドから発売されている2022年夏モデル【EN1シリーズ】のポイントを紹介していきます。
同じような名前のシリーズで「EN2シリーズ」がありますが、こちらはEN1シリーズのサイズ違いラインナップとなりますので、実質兄弟モデルとなります。
EN1シリーズ自体は実質4K液晶の中間モデルとなります。
画面サイズは、55インチ/60インチ/65インチ/70インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年5月 |
パネル | メーカー非公表(VA?) |
バックライト | 55,60インチ:エッジ型 65,70インチ:直下型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:180W 60インチ:218W 65インチ:270W 70インチ:330W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | - |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | - |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
EN1シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
EN1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成としてはよくある構成で、録画及び視聴に関して不満が出ることは少ないでしょう。
4Kに関しては2系統搭載されておりますので、視聴中の番組以外に裏で1番組録画することが可能で、通常の地デジ及びBS/CSに関しては3系統搭載されておりますので、裏で2番組録画することが可能となっており、見たい番組が重なっても少々は大丈夫なようになっています。
EN1でテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
最近では外付けHDDも容量単価が安くなっておりますので、大容量モデルがおすすめとなります。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
EN1シリーズには、「Medalist S3」が搭載されています。
Medalist S3は、上位モデルから中間モデルまで幅広く搭載されている映像処理エンジンです。
逆に言うと上位モデルと同じ映像処理エンジンが、このモデルにも搭載されているということで、多少のお得感はあるかもしれません。
また、液晶パネルには倍速駆動はもちろんのこと、反射や映り込みを抑える「N-Blackパネル」が搭載されており、非搭載モデルと比べると黒色がやや際立ちコントラストが高い映像を映し出してくれます。
また、倍速駆動にはバックライトの点滅制御を加えた480スピードとなりますので、より残像感の少ない映像をっ楽しめそうです。
一点気を付けておきたいのが、70インチと65インチはバックライトに「直下型」が採用されているのに対して、60インチ及び55インチには「エッジ型」が採用されており、画面サイズでバックライトにさが付けられています。
エッジ型と直下型では画質に違いが出るため、購入する際はその点も頭に入れておいたほうが良さそうです。
できれば直下型を選びたいところですね。
【サウンド】
全サイズで「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」が採用されており、合計出力35Wのパワーで音を届けてくれます。
スピーカー構成は65/70インチが「ツィーター×2個」、「ミッドレンジ×4個」「ウーファー×1個」の合計7スピーカーで、55/60インチが「ツィーター×2個」、「ミッドレンジ×2個」「ウーファー×1個」の合計5スピーカーとなっています。
システムの名前の通り、フロントに音を届けることを考えられたスピーカーとなっています。
見た目上フロントスピーカーデザインとなっていませんが、独自の反射構造で中にスピーカーを収めた状態でフロントへのアプローチを実現しています。
ウーファーが搭載されている点は評価しますが、なんせ出力が35Wですので、ズンズンと効いた音は期待できないかもしれません。
もう少し良い音で楽しみたい方は別途サウンドバーの購入をお勧めします。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
大画面テレビに多く採用されている4辺ベゼルレスデザインが採用されています。
スピーカーの上手い隠し方によって、底辺側のベゼルを狭くすることができているため、違和感のないベゼルレスデザインとなっています。
全サイズでスクエア形状のスタンドデザインが採用されており、そこまでおしゃれなものではありません。
しかし機能性のあるものとなっており、水平方向に左右30度向きを変えることができるスイーベル機能が搭載されており、見たい方向に向けることが可能となっています。
【その他】
VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。
これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:147,000円・60インチ:178,000円・65インチ:201,000円・70インチ:234,000円となっています。
中間グレードのモデルということで価格はそれなりに落ち着いているように感じます。
EN1シリーズは買いか?
EN1シリーズは、SHARPの4K液晶モデルでは実質中間グレードに位置するモデルですが、その立ち位置通りの機能となっています。
倍速駆動や実質最上位の映像処理エンジン搭載などバランスの取れたモデルですね。
ただサイズによってバックライト方式に違いがあります。もちろん直下型のほうが良い画質になりますが、65インチ以上からということで場所によっては置けない家庭もあるのではないでしょうか。
60インチや70インチなどの微妙に他社が揃えていないサイズがあるので、そこに魅力を感じるかどうかになりそうですね。
そういったことや価格から見た搭載機能を鑑みるとEN1シリーズは 「買いではない」 という結論になります。
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