【ポイント紹介】SHARP AQUOS US45シリーズ(LC-45US45/LC-50US45/LC-55US45/LC-60US45)
今回はSHARP AQUOS US45シリーズのご紹介です。
US45シリーズはSHARPの4Kテレビの中ではスタンダードモデルになるのではないでしょうか。
スタンダードモデルということで、サイズラインナップは45インチ・50インチ・55インチ・60インチと4サイズ揃っており、エントリーモデルということがここでもわかります。
基本仕様
パネル | VA |
---|---|
解像度 | 4K(3840×2160) |
バックライト | エッジ型LED |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | ○(HDMI入力対応) |
地デジチューナー | 3 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
複数同時録画 | ○ |
倍速液晶(倍速機能) | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 250W |
基本仕様コメント
スタンダードモデルということもあり、若干スペックは控えめな印象になっています。
チューナーも地上デジタル・BS・CSデジタルでそれぞれ3つ搭載しており、録画に関しては心配はないでしょう。
気になるのは倍速機能で、US45シリーズは2倍速パネルが搭載されています。それに加えてLEDの高速点滅による残像低減機能が480fps相当とかなりの速度になっており、倍速液晶との相互効果が期待できそうです。
注目機能
2.1ch「 フロントオープンサウンドシステム」
最近各メーカーは音質についてのアプローチを進めており、シャープも「フロントオープンサウンドシステム」によって高音質化への取り組みがなされています。
音響機器で定評のあるONKYOとのコラボレーションで開発されたスピーカーを搭載しています。
さらに、スピーカーから出る音をリフレクターで前面から出るようにすることで、はっきりとした聞き取りやすい音を表現できるようになりました。
また、60インチモデルには大型のサブウーファーも搭載されており、低域から高域までさらに豊かな音表現が可能になっています。
リッチカラーテクノロジー
シャープ独自の広色域技術である「リッチカラーテクノロジー」により、鮮やか度の高い映像を実現しました。
この技術により、地上デジタル放送で使用されている色域を超える色域を表現することが出来るようになっており、自然な映像表現を可能にしています。
また、60インチモデルに関しては「リッチカラーテクノロジー プロ」となっており、さらに鮮やかな映像表現が可能になっています。
倍速液晶&480スピード
US45シリーズには2倍速のパネルとLEDバックライトの高速点滅によるぼやけ軽減機能が搭載されています。
2倍速パネル自体は特筆するような機能ではないですが、LEDバックライトを高速点滅させる480スピードに関しては話が違います。
各社同じような機能は搭載してきていますが、大体が120スピードであったり240スピードであるのに対し、US45シリーズは「480スピード」となっています。
倍速パネルであることを鑑みても60fpsの8倍速になるわけですから、この部分では他社メーカーよりも一歩前に出ているといってもいいでしょう。
見守りサービス対応
US45シリーズは、テレビの電源ONなどを検知して、指定されたメールアドレスにお知らせを送る機能が搭載されています。
高齢の両親がいる家庭など、安否が気にかかる場合にお知らせが届くので安心することが出来ます。
US45シリーズのGoodな点
- スタンダードモデルでありながら倍速液晶搭載
各メーカースタンダードモデルだと倍速パネルを搭載していない場合が多くLEDの高速点滅による残像軽減機能のみ搭載されている場合が多いが、US45シリーズは倍速パネルを搭載している。
ネイティブな倍速パネルが搭載されているかいないかは大変大きいので、スタンダードモデルに搭載されているのは良い
- 音響メーカーとコラボしたスピーカー搭載
テレビの「音」については今まで蔑ろにされてきた部分が多く、高音質化に関してアプローチしてきたのはGoodである
また、音響メーカーとのコラボスピーカーや音の広がりを意識した機能が搭載されるなど、割と手が込んでいる
- 高齢の両親がいる家庭では「見守りサービス」が役立つ
高齢化社会になるにつれて、一人暮らしの高齢者が増加傾向である中でテレビの電源と連動したお知らせサービスがあるというのは、意外に助かる
US45シリーズの「もう一つ」な点
- 低反射パネル「N-Black」を搭載しているが、黒が多い映像だとやはり「黒色」が白ぼやけしてしまう
US45シリーズには低反射パネルを採用しており「映り込みが少ない為綺麗な黒色が表現できる」としているが、やはり黒が多い映像だと白ぼやけが目立ってしまう
- 60インチと他モデルが差別化されている
残念なのが60インチとそれ以外のモデルに関しては音質面と、高画質化機能で差別化がなされている。
60インチにはサブウーファーが搭載されているのに対して、それ以外のモデルは無し。
リッチカラーテクノロジーも60インチモデルのみリッチカラーテクノロジープロが搭載されている。
- HDR搭載であるが、バックライトがエッジ型
明暗のいいとこどりをしたHDR機能を搭載しているので、直下型ローカルディミング対応バックライトにしてほしかった。
- タイムシフトはやはりAQUOSレコーダーが必要
US45シリーズも「タイムシフト可能」と書かれているが、実際はやはり対応レコーダーが必要
US45シリーズまとめ
スタンダードモデルであるUS45シリーズはThe スタンダードと呼べるモデルになっています。
しかしスタンダードモデルであるため、細かい機能が今一つな印象です。
「4Kで綺麗な映像を楽しみたい!!」という方は、もう少し上位の機種を購入したほうが良さそうです。
ですが4K初エントリーな方や、予算との兼ね合いが厳しい方は購入候補にリスト入りしても良いかもしれません。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません