SONY BRAVIA X95Lシリーズは買いか?(XRJ-65X95L/XRJ-75X95L/XRJ-85X95L)
世界のSONYが発売する2023年の新商品フラッグシップ4K液晶テレビ【X95Lシリーズ】のポイントを紹介します。
テレビ業界で現在トレンドとなっている量子ドット×MiniLEDバックライトの組み合わせを搭載した、最上級モデルになります。
認知特性XRとの協調性が注目です。
画面サイズは、65/75/85インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 2023年5月 |
パネル | 非公表 |
バックライト方式 | 直下型(miniLED)(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10/HLG/Dolby Vision |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 65インチ:376W 75インチ:459W 85インチ:537W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ー |
Lemino(旧dTV)※初回31日間無料 | ○ |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ー |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
X95Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
X95Lシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
また、4Kも3系統搭載されているので、4K番組を視聴しながら、裏で4K番組をW録することが可能です。
現在4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統搭載しているテレビを発売しているのは、SONYのみとなっており、4Kを視聴しながら4Kを裏でW録したい方は、SONY一択となっています。
X95Lシリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
X95Lシリーズには、SONYが新開発した「認知特性プロセッサ」である「XR技術」が搭載されています。
認知特性は、人が見た状態を目指して開発された技術で、人が目で感じる自然な色を再現することができることが特徴です。
空の風景などで発生しがちな、グラデーション場面での縞模様などをスムージング技術により滑らかに処理し、違和感のない色合いを実現したり、今まで色情報、コントラスト情報などを個別に処理していたところをすべて鑑みて映像処理を行うことで、違和感のない映像を演出しています。
そして大きな注目点は、色彩に優れている「量子ドット」と従来の1/100の密度で配置された「MiniLED」で、従来ではカバーしきれなかった細かなエリアまで輝度の向上に寄与しています。
もちろんLEDのエリア制御機能も搭載されており、黒との協調が非常に美しくなっています。
視野角も強化されており、「エックスワイドアングル」機能により、液晶で弱点になりがちな視野角も強化し、「XR トリルミナスプロ」による色彩補完も美しい映像に役立っています。
もちろん倍速などの機能は搭載されており、動きの速い映像もバッチリですね。
【サウンド】
音の表現にもXR技術は採用されており、それこそ人間が聞く自然な音を再現するようにサウンドを演出してくれます。
全サイズで総合出力60Wのスピーカーシステムが搭載されており、出力としては申し分のない能力を持っています。
今回フレームに振動を与えて音を出すという技術が採用されており、実質フロントスピーカーとして駆動する為、クリアな音を聞くことが可能になっています。
さらに、SONYは「画面から音が出る」ということを特徴としており、画面背面に設置されたスピーカーを上手く動かすことで、映し出されている人物などから音が出ているかのように演出してくれ、臨場感高く楽しめますね。
また、サウンドバーとの連携機能も有しており、対応したサウンドバーやシアターシステムを組み合わせることで、テレビ本体のスピーカーもシステムの一部として利用する事が可能です。
(対応デバイス:HT-A9、HT-A7000、HT-A5000、HT-A3000)
【デザイン】
SONYは、有機ELテレビを発表したときから没入感を高めるデザインを目指しており、このX95Lシリーズにもそのノウハウが踏襲されています。
具体的には、限界まで追い込んだ超狭ベゼルによる「シームレスエッジコンセプト」を採用し、フレームなどの映像以外に目に入るものを極力なくしたことで、臨場感と没入感を高めています。
また、スタンドもシームレスエッジのコンセプトを引き継いでおり、スタイリッシュなデザインに仕上がっています。
【その他】
VODは、まずまずの対応状況です。
OSにはGoogle TVが採用されているので、今後対応するVODサービスが追加される可能性もあり、今後の拡張にも期待ですね。
最近のテレビらしく、ゲーミング機能も充実しており、VRRやALLM、はもちろん搭載しており、4K 120Hzでの入力および表示が可能となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で65インチ:418,800円・75インチ:640,800円・85インチ:910,000円となっています。
量子ドットとMiniLED搭載ということで、ややコストがかかっているなという印象です。
なので、サイズが大きくなるほど2次関数的に価格が上がっていますね。
X95Lシリーズは買いか?
X95Lはこんな人にオススメしたい
X95Lシリーズは非常に高性能なフラッグシップテレビです。
それゆえ価格も結構なレベルで高くなっており、予算オーバーになる方が多いのではないでしょうか。
それゆえ、なかなか万人にはお勧めしづらいモデルではありますが、予算に余裕があり、ギリギリまで高画質を求めたい方にはぜひオススメしたいと思います。
スペック的には現時点で最高峰&すべての機能が詰め込まれていると言っても過言ではない為、ディスプレイ用途としても使えますし、ゲーミング用途としても使用できますので、多用途で活躍できる一台です。
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