VIERA FX780シリーズ(TH-65FX780)ポイント紹介
このページではPanasonic(パナソニック)の新シリーズ液晶パネルモデルであるFX780シリーズのポイントを紹介していきます。
近いシリーズでFX800シリーズとFX750シリーズがありますが、丁度間のシリーズという立ち位置になりそうです。
画面サイズは65インチの1サイズラインナップです。
それでは基本スペックから見ていきましょう。
基本仕様
基本仕様 | FX780シリーズ |
---|---|
パネル | IPS |
バックライト | エリア制御付きLED |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(HDMI入力対応) |
地デジチューナー | 3 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | 〇 |
複数同時録画 | ○ |
倍速液晶(倍速機能) | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | 〇 |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 171W |
VOD対応状況 | |
Netflix | 〇 |
---|---|
Amazonビデオ | 〇 |
ひかりTV | 〇 |
アクトビラ | 〇 |
Hulu | 〇 |
DAZN | 〇 |
TSUTAYA TV | 〇 |
dTV | 〇 |
ひかりTV4K | 〇 |
アクトビラ4K | 〇 |
YouTube | 〇 |
基本仕様コメント
基本仕様から見るとFX800シリーズ及びFX750シリーズとほぼ同じ性能となっています。
色再現性や視野角に非常に優れたIPS液晶パネルを採用し、エリア駆動機能付きLEDバックライト搭載により、映像に合わせて明暗をコントロールすることで高コントラストを実現しています。
2番組同時裏番組録画も可能で4KHDR入力にも対応している為、バランスの取れた構成になっています。
VODサービス対応状況については現在サービスされている主要なVODサービスには対応しているため、テレビ番組を視聴することだけではなく、ストリーミングサービスを楽しむためのデバイスとしても有効に使用することができます。
注目機能
ヘキサクロマドライブ
ヘキサクロマドライブはPanasonicのメインストリームとなる高画質技術です。
複数の細かな高画質技術が複合した機能で、基本的な映像の処理はこの機能がほとんど行っています。
モデルによって搭載される技術が少し違い、上位モデルには「ヘキサクロマドライブプラス」が搭載されスタンダードモデルには「ヘキサクロマドライブ」が搭載されます。
今回のFX800シリーズには「ヘキサクロマドライブ」が搭載されています。
どちらもノイズ低減やディティールの処理、暗部と明部の処理等を担っています。
4Kファインリマスターエンジン
この機能は4Kよりも小さな解像度で配信されているコンテンツに対して効果を発揮します。例えば地上デジタル放送であれば通常1440×1080、BSデジタルであれば1920×1080で放送されているように現在のテレビ放送では4K解像度での放送をほぼサポートしていません。
この場合に4K解像度にアップコンバートした際に生じるノイズなどの低減処理を行ってくれます。
Wエリア制御
バックライトに採用されているLEDはエリア制御が可能な機能を備えています。
エリア制御が可能になったことで映像により細かくバックライトを制御することでより奥行きのある映像を映し出すことが出来ます。
FX780シリーズのGoodな点
- 設置するテレビ台によってスタンドの幅を変更することが出来る
ありそうでなかった機能ですが、スタンドの設置位置を変更することでスタンド幅を変更することが出来るようになっています。
よって設置するテレビ台によって幅を適切に設定することで、テレビ台と一体感の取れた見栄えに仕上げることが出来ます。
- 狭ベゼルデザインによる浮き出るような立体感
Panasonicの新シリーズは全体的に狭ベゼルが採用されており、家に置いた際に浮き出るような映像を楽しむことが出来ます。
現在ではテレビは番組が映るだけのものではなくインテリアの一部としても認識されることが多くなっています。
その際に太ベゼルだと部屋の雰囲気を壊しかねないのでテレビのデザインも注目する点です。
- バランスの取れた基本性能
FX780シリーズの基本仕様は非常にバランスが取れています。
IPSパネル採用でエリア制御機能付きLEDバックライトを搭載しており、同時録画裏番組数も2つとスタンダードユースであれば十分な性能です。
FX780シリーズの「もう一つ」な点
- 基本性能が同社他のシリーズと似通った性能になっている
FX800シリーズやFX750シリーズEX850シリーズなど同社の他のラインナップと基本性能がほとんど似通っており、選ぶ側からすると選択がしにくい。
良く調べて購入する方は今回のようなスタンドのギミックの特徴に気付いてモデルを選択することが可能ですが、家電などをあまり知らないユーザーからするとどれを選んでよいかわからなくなってしまう。
- サイズが65インチ1サイズのみのラインナップ
FX780シリーズについては画面サイズのラインナップが65インチのみとなっており、購入者がある程度絞られて仕舞います。
他のラインナップでは55インチモデルや49インチモデルなどを揃えているだけに、ピンポイントで65インチが必要な方以外は選択肢に入りづらい可能性があります。
総評
型番でいうとFX800シリーズとFX750シリーズの間に位置するFX780シリーズですが、スタンドの設置幅を変更することが出来るという点以外は特に特徴がありません。
また65インチのみという1サイズラインナップも相まって購入層が非常に限られているためどの層に向けたモデルなのかがわかりにくくなっています。
画質にそこまで拘りがないという方は、型落ちモデルとはなってしまいますがFX750シリーズの購入が良いかもしれません。
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