Ultra HD Blu-rayとは?普通のBlu-rayとの違いは?


2018-02-27レコーダーBlu-ray

ブルーレイディスクが一般に浸透して数年が経ちました。
今では3D対応であったり美麗な映像が楽しめたり、大容量データ保存に使用されたりと様々な用途で使用されているブルーレイですが、この度新しい規格が出ました。
その名も「Ultra HD Blu-ray(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)」です。

今回はこの「Ultra HD Blu-ray(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)」がどんなものなのか。
そして普通のBlu-rayとどう違うのかを解説していきます。



Ultra HD Blu-ray(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)について

まずはUltra HD Blu-rayについて基礎知識を学びましょう。
Ultra HD Blu-rayはWikipediaによると次のような説明をされています。

Blu-ray Discと同じ第3世代光ディスクの一種であるが、大容量化が図られている。標準的なBD-ROMが25GB×1 – 2層であるのに対し、UHD BDは25GB×2層、33GB×2 – 3層のいずれかとなる[3]。そのため、既存のBlu-ray規格・機器との互換性はない(一般的には新しい機器が後方互換性を持つ)。

UHD BDは4K UHD をサポートし、ビデオ・エンコードはH.265 (ISO/IEC 23008-2 HEVC) を使用する。また、ハイダイナミックレンジ合成 (HDR) をサポートする。

なお、4K UHDおよびHDRは必須ではなく、H.265/HEVC下で2K(HDTV)、SDR(標準ダイナミックレンジ)の選択もそれぞれ独立して可能である。この場合にも、既存Blu-rayとの互換性はない。

一般的には、UHD BD機器に接続されるディスプレイの4K UHDのサポート/非サポート、HDRのサポート/非サポートを自動的に判別し、非対応機器に対しては自動的に2K(HDTV)やSDRへのダウンコンバートを行う。このため、一般的には後方互換性を持つ[4]。同様に、UHD BD機器は一般的には既存のBlu-ray Discにも対応可であると考えられる。

出典:Wikipedia-Ultra HD Blu-ray

ほとんど重要な部分を説明されたような気がします(笑)

簡単に要約すると

  • 4K UHD(ウルトラHD)をサポートする
  • HDR(ハイダイナミックレンジ)をサポート
  • ベースが25GBの片面2層ディスク=50GB
  • UHD BDを観るには対応機器が必要で、そこらへんで売っている安いプレイヤーやレコーダーでは見ることが出来ない
  • 4Kに対応していないテレビ等を接続すると自動的に最適な解像度へコンバートされる
  • UHD BD対応プレイヤーやレコーダーは従来のBDも対応する

それでは一つ一つ解説していきます。

4K UHDをサポート

UHD BDから4K(2160p – 3840×2160 60fps)解像度に対応しました。
現在家電量販店で発売されているテレビは、大多数を4Kテレビが占めており、映像コンテンツ側の4K対応も待たれていました。

NETFLIX等のストリーミングサービスは4K配信に対応しており、十分に綺麗な映像を楽しむことが出来ましたが、Blu-rayはまだ4Kに対応していませんでした。
しかしこの度Ultra HD Blu-rayで4K解像度をサポートしましたので、Blu-rayでもより4K解像度の綺麗な映像を楽しむことが出来るようになります。

HDR(ハイダイナミックレンジ)をサポート

映像の明暗をよりクッキリと表現し、メリハリのある映像にするHDR(ハイダイナミックレンジ)をサポートしました。
HDRがどのようなものかを簡単に説明すると、明るさが高い時の映像できれいに映る部分と、明るさが低い時にきれいに映る部分を合成し、いいとこどりな映像を表現出来る技術です。
最近のスマートフォンのカメラにも同じ機能が搭載されており、簡単にきれいな写真を撮れるようになっています。

今回この技術にUltra HD Blu-rayは対応しました。
今までのBlu-rayでは、データ容量や情報処理の関係からHDRは使用することが出来ませんでした。

この度Ultra HD Blu-rayでHDRもサポートされましたので画質の向上が期待できます。

最低でも50GBのBlu-rayディスク

Ultra HD Blu-rayでは、4K解像度をサポートするとともに、HDRもサポートする為映像コンテンツが大容量になります。
よってUltra HD Blu-rayでは片面1層25GB×2の片面2層50GB以上書き込むことが出来るディスクが使用されます。

単純に考えれば現在のBlu-rayで収録されるコンテンツがフルHD(1920×1080)Ultra HD Blu-rayでは4倍以上の4K(3840×2160)を扱いますので必然と言える対応だと思います。



Ultra HD Blu-rayは対応した機器が必要

Ultra HD Blu-rayは従来のBlu-rayとは互換性がない為、現在お持ちのプレイヤーやレコーダー、PS4でも再生することができません。
よって、Ultra HD Blu-rayを再生するには、対応したレコーダーかプレイヤーが必要となります。
現在は対応したレコーダー・プレイヤーは少ないですが、今後主流となってくるであろう規格な為、対応製品も続々発売されると思われます。

例えば以下のプレーヤーはULTRA HD Blur-rayをフルスペックで再生することができます。
比較的価格も安く、一台あっても損はないでしょう。

例えば以下の商品はULTRA HD Blur-rayに対応しており、比較的価格も安いので、1台持っていても損はないでしょう。

接続された機器を自動判別して最適解像度へ

Ultra HD Blu-rayは基本的に4K解像度の映像コンテンツの収録が考えられています。
その為、Ultra HD Blu-ray対応のレコーダー・プレイヤーに接続するテレビやディスプレイは4K及びHDR機能に対応していなければなりません。
しかし、4KでHDRをサポートしたディスプレイでなければ観れないなどという不親切仕様ではなく、接続された機器を自動判別して最適な解像度にコンバートして観ることが出来ます。

一般的なフルHDのディスプレイに接続した場合は、4Kの映像がフルHD画質にダウンコンバート(変換)されます。
HDR機能はSDR(標準)に同じく変換されて映像が出力されますので、基本的に接続するディスプレイやテレビは意識しなくても良い仕様になっています。
しかしUltra HD Blu-rayの本来の力を発揮させるためにはやはり4KでHDRをサポートしたテレビ・ディスプレイを用意したいものです。

要チェック著作権保護規格「HDCP 2.2」に対応したディスプレイでないと再生することはできません。

 

Ultra HD Blu-ray対応機器は従来のBlu-rayも対応

デジタル機器のセオリーな流れとして、新しく出てきた規格は従来の規格をサポートする流れがあります。

Ultra HD Blu-rayもその流れに違わず、Ultra HD Blu-rayに対応したレコーダー・プレイヤーは従来のBlu-rayを再生することが出来ます。
よってタイミングよく今レコーダー・プレイヤーを「買い換えようかなー」なんて思っている方は、この機会にUltra HD Blu-rayに対応した機器を購入してみてはどうでしょうか?

Ultra HD Blu-rayまとめ

「Ultra HD Blu-ray(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)」は従来のBlu-rayよりも倍以上のデータ量を必要とする代わりに、4K解像度に対応しHDRもサポートされました。
ぶっちゃけ4KよりもHDR対応のほうが体感的にはかなり映像が綺麗になると私は思っています。(もちろんディスプレイ側の対応が必須)
早くUltra HD Blu-rayに対応した機器で、視聴してみたいものです。

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