SeeQVaultとは?どうやって使うの?

2018-02-27

最近ではテレビに録画機能が搭載されて、市販の外付けHDDを接続すればテレビ番組を録画することが出来るようになりました。

また、レコーダーにも外付けHDDを増設して録画することができるようになりました。

しかし外付けHDDのデメリットの一つに「録画した機器以外では著作権保護システムの関係で再生できない」があります。

よってテレビ(録画した機器)を買い替えると今まで撮りためた番組は新しいテレビで見ることが出来なくなってしまいます。突然テレビが故障しても同じ状況になりますのでこれは何とかしたいところです。

そこで少し前から「SeeQVault(シーキューボルト)」という規格が登場しました。

この「SeeQVault(シーキューボルト)」は録画したテレビではない別のテレビ、またはレコーダーでもHDDに録画されている番組を再生することが可能になる規格なんです。

今回はこの「SeeQVault(シーキューボルト)」について詳しく説明していきます。

SeeQVaultについて

SeeQVaultはHDD(ハードディスクドライブ)やSDカード等に保存されるコンテンツの著作権保護技術の名前を表しています。

シームレスなコンテンツの移動を目的としている

SeeQVaultは各メディア間での境界のないシームレスで柔軟なコンテンツの移動を実現するために開発されました。そのことはSeeQVault公式サイトにも説明が記載されています。

「SeeQVault」は、SDカードやUSBメモリー、ハードディスクなどに適用でき、機器やメディアが対応することによって、記録されたHDコンテンツをさまざまな機器で楽しむことを可能にする技術です。この技術を活用することにより、互換性の高いデジタル環境が実現し、スマートフォン、タブレット、テレビなど利用者の生活シーンに合わせてHDコンテンツを楽しむことができるようになります。

出典:SeeQVault公式サイト

現在の外付けHDD等に録画される番組はその録画を行ったHDDでしか再生することが出来ないという制約を無くし、いろいろなデバイスでコンテンツを楽しんでもらいたいということで開発されたようですね。

 

SeeQVaultを利用するには対応機器が必要

SeeQVaultを利用するにはSeeQVaultに対応した機器を使用する必要があります。
通常のテレビで録画した番組ではSeeQVault対応機器でも再生することが出来ません。

また、SeeQVault対応機器で録画された番組をSeeQVault非対応機器で再生することもできません。

SeeQVault対応機器で録画してSeeQVault対応機器でのみ再生することが出来ます。

現状では対応機器が少ない状況ですので、手軽に利用することがまだ難しいところではありますが、SeeQVaultは推進されており対応機器も増えてきていますので、後々の事を考えて先に導入しておくのもアリです。

今後はSDカード等のメディアも対応してきますので、スマートフォンにコピーして外出先で見ることもできますし、テレビで撮りためた番組を手軽にタブレット端末等に持ち出すことも可能になります。

VPNを利用してストリーミングで撮りためた番組を見ることも可能ですが、通信制限にすぐに到達してしまうという大きな問題があります。

やはりローカルで持ち出すことが出来るというのはかなり便利ですね。

 

SeeQVault利用するには?

SeeQVaultを使用するには対応機器が必要であると記載しましたが、

具体的にどのような機器を組み合わせれば使用できるのかを説明します。

基本的にSeeQVault対応機器を探す場合は、このロゴマークがあるかどうかを確認してください。

見つけられなかった場合は家電量販店の店員さんに確認するか、メーカーのホームページを見て確認してください。

出典:SeeQVault公式サイト

テレビと外付けHDDでSeeQVaultを利用する

最もSeeQVaultが利用されると思われるテレビ+外付けHDDのパターンで紹介します。

テレビと外付けHDDでSeeQVaultを利用するには両方で対応機器が必要となります。

テレビもしくは外付けHDDのどちらかが未対応であるとSeeQVaultの著作権保護機能は使用することが出来ずに通常の著作権保護での録画になってしまいます。

この場合だとテレビが変わると録画した番組は見ることが出来ませんので注意してください。

 

SeeQVaultを利用する際の注意点

  • 他メーカーとの互換性が保証されていない(録画フォーマットの関係)

各社録画する場合は独自の録画モードを搭載していることが多いです。

この場合、他メーカーは独自の録画フォーマットを認識することが出来ない為、SeeQVault対応機器であっても再生することが出来ない場合があります。メーカーを1つで揃えている方は問題ないかと思いますが複数メーカーが混在する環境では注意が必要です。

  • メーカーによってはインターネット接続が必要(認証の為?)

SeeQVaultのコンテンツ保護情報を更新する為か、定期的にインターネット接続が必要になるようです。シャープでは更新の間隔が記載されており、18カ月毎に情報が更新されるようです。もし最終接続日から18カ月が経過した場合は、SeeQVaultで録画した番組は再度インターネットに接続して情報を更新するまで視聴することが出来なくなります。HDD自体は通常のHDDとして使用することが出来ますが、一度通常形式でフォーマットする必要がある為、録画してある番組はすべて消去されます。

  • 視聴するすべての機器がSeeQVault対応で無ければSeeQVaultは利用できない

何度も説明している内容ですが、SeeQVaultは利用するすべての機器がSeeQVaultに対応していなければ使用することが出来ません。

  • SeeQVaultで録画した番組はコピーワンスになる

番組を録画すれば10回まで移動などができるようになるダビング10というコンテンツ保護が適用されますが、SeeQVaultで録画した場合はコピーが一回しかできないコピーワンスに強制的に変更されます。

 

SeeQVaultまとめ

SeeQVaultは録画した機器以外でも番組(コンテンツ)を視聴することが出来る為、場所を選ばずにコンテンツを楽しむことが出来る画期的な技術です。

デバイスも増えている段階ですので、ポテンシャル自体はあります。

ただメーカーが変わればSeeQVaultで録画してあっても録画フォーマットの互換性の問題で視聴できない可能性があるなど、制約がある為利用される際は注意が必要です。

ですがSeeQVaultの考え方自体はこれからのデジタル社会でどこでもコンテンツを楽しめるといういわばフリーアドレスのような自由を目指しており、うまく利用すればコンテンツの幅が広がる技術になりそうです。