LG SIGNATURE OLED88Z9PJAってどうなの?
評価:3
このページでは、LG SIGNATUREのフラッグシップ8K有機EL【OLED88Z9PJA】のポイントを紹介します。
【OLED88Z9PJA】は、LG初の市販8K有機ELテレビです。
国内ではSHARPから発売されている8K液晶テレビAX1シリーズが有名です。
しかし国内で市販される8K有機ELテレビとしては本モデルが初です。
88インチのみのラインナップです。
基本仕様
型番 | OLED88Z9PJA |
---|---|
発売時期 | 2019年9月 |
パネル | 有機EL |
バックライト | - |
解像度 | 8K(7,680×4,320) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 8K CINEMA HDR™/ 4Kコンテンツのみ(HLG/HDR10/Dolby Vision™ |
8Kチューナー | - |
4Kチューナー | 1 |
地上デジタルデジチューナー | 3 |
BS/CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | 2番組(4Kは1番組) |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARCにも対応) |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 1120W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | - |
Amazonプライムビデオ | - |
DAZN ※初回31日間無料 | - |
DMM.com ※初回2週間無料 | - |
dTV ※初回31日間無料 | - |
GYAO | - |
Hulu ※初回2週間無料 | - |
NETFLIX | - |
TSUTAYA TV ※初回30日間無料 | - |
U-NEXT ※初回30日間無料 | - |
YouTube | - |
アクトビラ | - |
アクトビラ 4K | - |
スカパー!(オンデマンド) | - |
ひかりTV | - |
ひかりTV 4K | - |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
OLED88Z9PJAのGoodな点
- 国内市販初8K有機ELパネル搭載
OLED88Z9PJAには、国内で市販されるテレビとしては初の8K有機ELパネルを搭載しています。
8K液晶パネルはSHARPが既に販売していますが、大画面化することが難しい有機ELパネルを88インチのサイズで実現しています。
- 合計6つ最大80W出力高音質スピーカー
OLED88Z9PJA には、フルレンジ:2個/20W ツイーター:2個/20W ウーファー:2個/20W+20Wの合計6つ80Wの大出力スピーカーが搭載されています。
出力はもちろんの事、DolbyAtomosなどの音響効果にも対応している為、臨場感あふれる音を楽しむことが出来ます。
- 同社最上級画像処理エンジン『α9 Gen2 Intelligent Processor 8K』 搭載
OLED88Z9PJAには、同社の最上位画像処理エンジンである『 α9 Gen2 Intelligent Processor 8K 』が搭載されています。
フルHDや4K映像を高い精度でアップコンバート処理をかけ、入力された映像の解像度を内蔵されたAIが自動的に認識して、最適なコントロールを行ってくれます。
OLED88Z9PJAの「もう一つ」な点
- 8Kチューナーは非搭載
OLED88Z9PJAの先代モデルは、TH-65GX850です。
型番からもわかるように、先代からの変更点がそこまでありませんから、買い替え用途では候補に挙がりにくいです。
- 8Kを入力するにはHDMI1本での伝送に対応した製品が必要
8Kチューナーは搭載されていませんから、外付けの8Kチューナーを接続することで高画質な映像を楽しむことが出来ます。
ただし、OLED88Z9PJAのHDMI端子は、ケーブル一本で8Kのデータを伝送できる前提です。
SHARPが採用している4本のHDMIを接続することによって8K伝送を可能にする方法は今か、ら
OLED88Z9PJA総評
【録画・チューナー関連】
OLED88Z9PJAには、4K 1系統、通常3系統のチューナーが搭載されており、裏録画も通常番組2番組、4Kは1番組(同時視聴は不可)録画することが可能です。
ただ残念なのは、8Kテレビなのに8Kチューナーが搭載されていないことです。
SHARPが既に8Kチューナー内蔵モデルを発売していることを考えると、8Kチューナーを内蔵してほしかったところです。
現状では、8K番組を視聴することはできません。
SHARPが8Kチューナーを発売していますが、HDMIを4本使用した仕様であるため、HDMI1本で8K入力仕様であるOLED88Z9PJAには接続することが出来ませんのでご注意ください。
【画質】
同社のフラッグシップ画像処理エンジンの8K Verである 【α9 Gen2 Intelligent Processor 8K】が搭載されていますし、有機ELのハイコントラストで艶やかな映像との相乗効果で、相当な質になっています。
視野角についても、有機ELは自発光ですから十分に広く、かなり細かい区切りで輝度を調整することで、外光が多いシチュエーションでもくっきりとした映像を見ることが出来ます。
もちろん倍速もありますから、滑らかで臨場感のある体験が出来るでしょう。
【サウンド】
本モデルには外付けスピーカー顔負けの合計出力80Wのスピーカーが搭載されており、パワーには全く問題ありません。
さらに2chのサウンドを5.1chに変換する機能も搭載されている為、より臨場感のある音にしてくれます。
また、立体音響技術であるDolbyAtomosにも対応しており、幅広い音域を鳴らしてくれるため、臨場感ある音響体験が可能です。
【デザイン】
バックライトが必要ない有機ELですから、4辺でかなり狭いベゼルが採用されており、壁との一体感が増し、映像への没入感が高まります。
さらにOLED88Z9PJA専用のテレビ台も付属してきます。テレビ台を含めたトータルでデザインされた一体感のあるデザインは、テレビというよりも「画」を見ているかのような体験すらできます。
(壁掛けもちろん可能です)
【その他】
ハイエンドモデルなのですが、VODには現状では対応しているという情報はありません。
LGの従来通りのOSが搭載されるのであれば、アプリを後からインストールすることが出来るはずですが、いまいちここに関しての情報が曖昧の為、注意が必要です。
ちなみにこのテレビを購入する人は気にしないと思いますが、消費電力が1120Wとかなりのヘビー級です。
たこ足配線などを行っている方は、専用のコンセントを確保したほうが良いでしょう。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で3,290,000円となっています。
受注生産品ですし、8Kの88インチ有機ELということもあって非常に高額になっています。
少しいい車が購入できる金額ですね。
ひとこと
日本市場に投入された初の8K有機ELテレビとして話題を集めましたが、8Kチューナーが内蔵されていない事、現状本モデルに接続することが出来る外付け8Kチューナーが搭載されていないことを考えると少し残念ではあります。
LGとしても話題性を重視していると思いますから、そこまでスペックは詰めなかったのでしょう。
一応外部からの8K入力(HDMI1本)には対応していますから、PCなどの8K出力可能なデバイスがあれば最大限に威力を発揮するでしょう。
OLED88Z9PJAは買いなのか?
こんな方にオススメ
- お金に余裕がある
- 最新技術に興味がある
こんな方はちょっと待った
- 実用的なテレビを求めている
OLED88Z9PJAの評価(MAX★5)
画質 | ★★★★ |
録画機能(チューナー等) | ★★ |
VODサービス | 評価無し |
コストパフォーマンス | ★ |
ファミリーユース(家族向け) オススメ度 | ★ |
シングルユース(一人暮らし向け) オススメ度 | ★ |
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