【ポイント紹介】BRAVIA X7500Fシリーズ(KJ-43X7500F/KJ-49X7500F/KJ-55X7500F)
このページではSONYのエントリー液晶パネルモデルであるX8000Eシリーズの後継モデル、X7500Fシリーズのポイントを紹介していきます。
同時に発表されたX8500Fシリーズ、X9000Fシリーズとは機能違いの兄弟機種になりますが、注意したいのはX7500Fシリーズはかなり機能が削られているという点です。
画面サイズは43インチ/49インチ/55インチの3サイズラインナップです。
それでは基本スペックから見ていきましょう。
基本仕様
基本仕様 | X7500F(新モデル) | X8000E(先代モデル) |
---|---|---|
パネル | VA液晶パネル | VA液晶パネル |
バックライト | LEDバックライト | LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(HDMI入力対応) | 対応(HDMI入力対応) |
地デジチューナー | 2 | 2 |
BS・CSデジタルチューナー | 2 | 2 |
外付けHDD録画 | 〇 | 〇 |
複数同時録画 | – | – |
倍速液晶(倍速機能) | – | – |
SeeQVault | – | – |
ARC | 〇 | 〇 |
インターネット | 有線/無線 | 有線/無線 |
定格消費電力 | 107~191W | 131~141W |
VOD対応状況 | |
Netflix | 〇 |
---|---|
Amazonビデオ | 〇 |
ひかりTV | 〇 |
アクトビラ | 〇 |
Hulu | 〇 |
DAZN | 〇 |
TSUTAYA TV | 〇 |
dTV | 〇 |
ひかりTV4K | 〇 |
アクトビラ4K | 〇 |
YouTube | 〇 |
基本仕様コメント
X7500Fシリーズは先代のX8000Eシリーズと基本スペック上は大きな違いはありません。
しかし4Kのエントリーモデルということで細かなところでは機能が削減されています。
基本仕様上大きな削減ポイントは「倍速液晶がない」点です。
上位兄弟機種であるX8500FとX9000Fシリーズには搭載されている点を鑑みると、やはりエントリーモデルという位置づけになってることが伺えます。
またチューナーも各周波数共用2つしか搭載しておりませんので、裏番組を2つ以上録画したい場合は別途レコーダーを用意する必要があります。
注目機能
4K X-Reality PRO
この機能はSONYのテレビ機能の中でも重要な役を担っており、主にノイズ低減処理とアップコンバート処理を行っています。
普段4K解像度で放送されていない地上デジタルやBS・CSデジタル放送をそのまま4Kテレビに映しても画質は良くありません。
そこで基本的には4K解像度へアップコンバートを行うのですが、主に処理を行う技術が4K X-Reality PROということです。
X7500FシリーズのGoodな点
- Googleとの連携が強化された
SONYではテレビにAndroid OSを搭載することが多く、先代のX9000E及び今回のX9000FについてもAndroid OSが搭載されています。
X9000Fでは従来の機能に追加してスマートスピーカーとの連携により「音量上げて」などの操作に対応した他、話し言葉での予約機能、例えば「来週のバラエティ番組を予約したい」といったフレーズで予約処理を行うことが出来ます。
X7500Fシリーズの「もう一つ」な点
- 映像処理エンジンが搭載されていない
SONYであればX1やX1 Extream、HDR X1等映像処理エンジンが複数展開されていますがX7500Fシリーズにはこれらが搭載されていません。
よって受信した映像の色を鮮やかにしたり精細感を向上させたりといった処理精度があまりよくありません。
エントリーモデルですから仕方がないのかもしれませんが、最低限の映像処理エンジンを搭載してほしかったところです。
- 高画質機能がほとんど搭載されていない
X7500Fシリーズは映像処理エンジンもそうですが、高画質技術がほとんど搭載されておりません。
広色域を実現するトリルミナスディスプレイやHDR映像をよりハイコントラストで楽しむことが出来るHDRリマスター機能など、映像を楽しむ上で重要な技術があまり搭載されていないのです。
せっかく4KテレビでHDRに対応したモデルを発売するのであれば、コントラストを高める技術や色域を広げる技術は搭載してほしかったところです。
総評
エントリーモデルとして展開されたX7500Fシリーズですが、最低限の機能しか搭載されていません。
X8500Fシリーズ以上にはある独自映像処理エンジンがないことが大きい点、トリルミナスディスプレイが搭載されておらず色域が狭いこと等全体的にコストカットが目立っておりとりあえず4Kテレビがほしいという方向けのモデルという印象です。
正直なところX7500Fを検討している方は少し予算を足して最低でもX8500Fシリーズ以上の購入をお勧めします。
X8500Fシリーズは映像処理エンジンも搭載されていますしトリルミナスディスプレイ等ある程度の高画質技術が搭載されています。
どうしてもX7500Fシリーズではないといけない場合は仕方ありませんが、そうでない場合は他のモデルを検討してみてはいかがでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません