HDRとは?どのような機能?
テレビのスペック表を見ていると「HDR(ハイダイナミックレンジ)」対応と書かれていることがありますよね。
実はテレビを選ぶ上でHDRは画質にかかわる重要な技術です。
ところが「HDR」がどんな機能で、画質にどのように影響を与えているかを知らない人がほとんどです。
そこで今回は、「HDR」について説明したいと思います。
HDR(ハイダイナミックレンジ)は何の略?
HDRは「ハイダイナミックレンジ」を略した言葉になります。
このHDR(ハイダイナミックレンジ)は、最近スマートフォンのカメラにも搭載され始めており、聞いたことがあるかもしれません。
ちなみにHDRの対義語は、SDR(スタンダードダイナミックレンジ)です。
※基本的にはHDRに対応していないテレビはすべてSDR(スタンダードダイナミックレンジ)だと思ってください。
ではこのHDR(ハイダイナミックレンジ)はどのような機能の事でしょうか?
HDR(ハイダイナミックレンジ)はどのような機能?
HDRの言葉が分かったところで、HDRがどのような機能なのでしょうか?
Wikipediaでは以下のように説明されています。
露出を変えつつ複数枚の写真を撮影し、それらを合成することで白飛びや黒つぶれの少ない幅広いダイナミックレンジを持つ画像(ハイダイナミックレンジイメージ)を生成する。
簡単に言いますと「ある瞬間の映像で明るさを高くした場合の映像と明るさを暗くしたときの映像との2パターンを抽出し、それぞれの明るさできれいに見える部分を合成して2パターンの映像のいいとこどりをする」機能です。(wikiよりも長いけど気にしない)
映像の中で暗い部分をきれいに見せようと、明るさを高くすると、元から明るい部分が白飛びしてしまいます。
逆に明るさが高い部分を綺麗に見せようと、明るさを暗くした場合、元から暗い部分がさらに暗くなってしまい、黒くつぶれて見えません。
そこでいいとこ取りをする機能が生まれました。それがHDRということです。
百聞は一見に如かずということで、サンプル画像を見ていただきましょう。
まずはSDR(スタンダードダイナミックレンジ)での暗い映像です。
奥の紅葉がとてもきれいに映っていますが、逆に手前の建物の中が暗すぎて見えづらくなっています。
次に明るさを高くした場合の画像です。
今度は手前の部屋が細部までとてもきれいに映っていますが、奥の紅葉の色合いがおかしくなっています。
そこで今回のHDR(ハイダイナミックレンジ)を使用して、明るい映像と暗い映像を合成すると以下の画像になります。
明るい部分と暗い部分をいいとこ取りしたおかげで、紅葉の色鮮やかさと共に手前の部屋内部もしっかり映っています。
このように、明るい画像と暗い画像のいいとこ取りをする機能が「HDR」なのです。
人間の目はスーパーHDR
今まで気にしたことが無いかもしれませんが、私たち人間の目も知らず知らずにHDRと同じ処理をしています。
上の画像と同じ場所で人間の目を通した場合、3枚目と同じかそれ以上に綺麗に見えるはずです。
私たちの目は、自動的に明るい部分と暗い部分のいいとこ取りをして見ており、その度合いがテレビで採用されるHDRよりも格段に性能が良いです。
いわば人間の目はスーパーHDR機能と言ったところですかね(笑)
HDRまとめ
HDR(ハイダイナミックレンジ)機能がどういった機能かお分かりいただけたでしょうか?
HDR(ハイダイナミックレンジ)はこれからの時代映像表現には欠かせない技術になってきます。
今までは、明るさによってどうしても上手く表現することが出来なかった部分も、鮮明に表現することが出来るようになり、これまで以上に映像内の演出や細やかな表現が可能になります。
これからテレビの購入を検討している場合は、是非HDR(ハイダイナミックレンジ)機能が搭載しているかをチェックしてください。
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