LG OLED Flex 42LX3QPJAってどうなの?
LGの4K有機ELモデル【42LX3QPJA】のポイントを紹介していきます。
本モデルは有機ELテレビの「曲げることのできる特徴」を活かしたディスプレイを採用し、通常のテレビ機能を搭載しつつゲーミング用途を強化した、ゲーミングディスプレイとしても使用することができるハイブリッドモデルです。
画面サイズは、42インチのみがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2023年1月 |
パネル | 有機EL |
バックライト | – |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | Dolby Vision IQ / HDR10 Pro / HLG |
8Kチューナー | |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/Wi-Fi |
定格消費電力 | 207W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ー |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ー |
dTV※初回31日間無料 | ー |
GYAO | ー |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ー |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ー |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ー |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ー |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
42LX3QPJA各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
42LX3QPJAは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
ゲーミングディスプレイとしての機能が強化されているにもかかわらず、チューナー数がハイエンドモデルと遜色ない数を搭載しています。
42LX3QPJAには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっておりますし、4K番組を録画するのであれば大容量モデルがおすすめです。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
一見ゲーミング用途が強化されていると聞くと、画質は少し疎かになるのかなと思いがちですが、42LX3QPJAは画質面も非常に強化されています。
まず有機ELが採用されている時点でハイコントラストな映像を表現することができる上、20段階の曲率調整が可能となっています。よって平面から曲率900Rまで可変することが可能です。
よって通常テレビを視聴する際は平面にして、ゲームプレイ時は局面ディスプレイにするといったシーンに合わせて角度を変更することが可能です。
搭載されている映像処理エンジンも最新の「α9 Gen5」が採用されており、最新のAI技術を駆使した高輝度・高純度の映像を楽しむことができます。
もちろん倍速駆動にも対応しており、ハイエンドテレビに採用されている機能は軒並み揃っています。
また、単体で表示面積を変更することが可能で、最大は42インチですが、設定で32インチや27インチにすることができ、こちらもシーンに合わせて変更することができます。
マルチビュー機能を利用すれば2画面表示も可能となります。
画面表面には、グレアパネルでありながら反射防止処理が施されているため、映り込みの少ない映像を見ることが可能で、疲れにくさにも貢献します。
【サウンド】
ゲーミング機能を強化したモデルですから、サウンドにも力を入れています。
フロントにフルレンジ:20W+ウーファー:20Wの合計出力40Wのシステムが搭載されています。
もちろんLGのサウンドテクノロジーである「オートサウンドチューニング」や「AIサウンドプロ」も搭載されているため、音にも期待が持てます。
ゲーマーの方向けにヘッドセットを接続できるようにもなっているため 、ゲームプレイ時はヘッドセット、テレビを見るときはテレビのスピーカーといった使い分けが可能です。
さらにゲーミング機能として「エコーキャンセリングマイク」が搭載されています。
ゲームの背景音を小さくし、ボイスチャットの音を大きくすることで、本機のマイクでボイスチャットが可能です。
【デザイン】
前面からはゲーミングデバイスには見えないスタイリッシュな見た目に仕上がっていますが、背面はゲーミングトレンドを掴んだLEDラインを採用するなど、全体的にはゲーミングに寄ったスタイルとなっています。
また搭載されているスタンドは高さ調整及びチルト機能を搭載しており、自分の最適なポジションに調整できるようになっています。
【その他】
テレビ機能とゲーミングディスプレイのハイブリッドモデルですから、もちろんVODサービスも対応しており、ネット動画を楽しむことが可能です。
本体にはスイッチングハブ機能が搭載されており、ディスプレイにマウスやキーボードを接続することで、テレビモード時とゲーミングディスプレイモード時で接続を変えることなく切換が可能です。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で42インチ:437,000円となっています。
価格はなかなかの金額ですが、高級テレビと高級ゲーミングディスプレイが同時に手に入るということ。角度可変ディスプレイというギミックを搭載していることなど様々な要素を鑑みると、仕方がないのかなという印象です。
42LX3QPJAは買いか?
LGから変わり種モデルとして発表された本モデルですが、着眼点としてはいいところを突いているなと思いました。
というのもゲームをよくする方は結構な時間パソコンの前に座っていることが多いのではないでしょうか。
そうでなくても書斎などでパソコンを使用して仕事をする方は、デスクに張り付きになることが多く、一日の大半をデスクで過ごす方も少なくないと思います。
そこで42LX3QPJAを使用すれば、デスクにいながら地上波やBS/CSも楽しむことができますし、モードを切り替えればディスプレイに早変わりです。
今までテレビをパソコンのディスプレイとして使用している方も多いのではないかと思います。
たしかにゲーミング機能を強化したテレビも増えましたが、まだまだゲーミング特化ディスプレイには機能やパフォーマンスで及びません。
そんな時に42LX3QPJAを使用すれば、テレビもゲームもどちらにも対応できるので、付加価値は非常に高いと思います。
最終的に42LX3QPJAが買いかどうかと言われれば、私は一般に「買いではない」 と言えます。
価格が高いのもそうですが、テレビのみを探している方にとっては全く魅力的ではない一台です。
しかし、特定の層にとっては非常に魅力的な一台であり、40万前後で購入しても後悔がないかもしれません。
ただテレビを探している一般的なユーザーから見た評価を考えると、買いではないという判断にしています。
逆にテレワークの普及により、今現在テレビをパソコンのディスプレイ代わりにしている人や、一日の中でパソコンの前にいる時間が長く、食事などもそこで済ましてしまうような方にとっては、42LX3QPJAとの親和性が高く、生活スタイルにフィットするかもしれません。
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