TVS REGZA(旧東芝)のミリ波レーダーセンシング技術とは?


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 TVS REGZA(旧東芝)が2023年に発表した、「ミリ波レーダー技術」について紹介します。
ただ、急にミリ波レーダーと言われても何のことかわからないかも多いと思います。

そこで今回は、この「ミリ波レーダー」とREGZAのセンシング技術について解説してきたいと思います。

ミリ波レーダーとは

 ミリ波レーダーは簡単に言うと、波長がミリメートルの電波というところでしょうか。
波長というのは、電波の単位毎の長さ事を指しています。
このミリメートルの波長の電波を発射し、その跳ね返りを検知して距離や対象物の位置を測定することが可能です。

レーダーは基本的には、電波の跳ね返りを測定するものですので、このミリ波レーダーも同じ考えになります。

ミリ波レーダーは車にも使われている

 身近なところでミリ波レーダーが使われているところといえば、車があります。
最近では、高速道路などで車が前の車に合わせてアクセルやブレーキを操作し、自動で前に進んでくれる機能があります。
業界ではACC(アダプティブクルーズコントロール)と言われています。

この機能は、車のフロント側にミリ波レーダー装置を装着し、前の車との距離を随時計測することで、速度を調整しています。

昔は高級車にしか搭載されていませんでしたが、技術が進歩し、安価に装置を作ることができるようになったので、軽自動車などにも搭載されるようになりました。

REGZAでは視聴者の方向と距離を測定

 そして今回REGZAに搭載されたミリ波レーダー装置は、テレビを見ている人、つまり視聴者の方向とテレビからの距離を測っています。

例えば、視聴者の方向がわかると何がいいかというと、テレビをどの方向から見ているかということがわかります。
視聴者の方向がわかれば、その方向に特化した画質調整や、音質調整を施すことが可能になります。

具体的には、視聴者のいる方向に向けて、音が最適に飛ぶようにスピーカーを調整しています。
片方向に寄ることで生じる音質の左右差が無くなるようにしています。

また、距離がわかることによって、視聴者がテレビの近くにいると判断した場合は、ノイズ除去機能を強力にすることで、近くで見てもノイズが気にならない映像に仕上げています。
そして、視聴者が遠くにいる場合は、画像の精細感を高めて、メリハリのある映像に仕上げます。
このように、視聴者の距離に応じて、最適な画質調整を行います。

ミリ波レーダーは消費電力の削減にも役立ちます。
テレビをつけている状態で、視聴者がテレビの前からいなくなると、ミリ波レーダーが自動的に人がいなくなった事を検知して、省電力モードへ移行します。
さらには、スタンバイ状態のときに人がテレビの前に来たときは、内部的に準備を始めて、電源ONから映像が出るまでの時間を短縮する機能も搭載されています。

このように、人がいるときだけではなく、人がいるかどうかについても判定することで、様々な機能のベースになっています。

最後に

このように、ミリ波レーダーは人がいるかいないか、方向、距離を測定することで、それに応じて様々な処理を行っています。
現在テレビにミリ波レーダーを搭載したというのは、知る限りではREGZAが初めてではないかと思います。

他メーカーと差別化をするという意味でも、こういう機能が搭載されるのは非常に良い動きではないかと感じますね。

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